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3・62図 CPPとFPPのスラスト比較

 

(5) 主機関で発電機を駆動することができる

CPP装備船では、主機関回転数を一定に保ち、プロペラピッチで操船することができるため、発電機を駆動することができる。燃費の節約、補機関整備費の節約が可能である。特殊な一例を3・63図に示す。

 

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3・63図 主機関駆動発電機の一例

 

(6) フェザリング式プロペラ

多軸船、帆走船、両頭船等で使っていないプロペラをフェザリング状態にすることにより、プロペラの遊転抵抗を減少させることができるため、燃費の節約ができる(3・64図参照)。

(7) 微速運転が可能

主機関は最低回転数に限界があるため、FPPではプロペラを回転したままで0kt船速を得ることはできない。CPPでは翼角の操作で0ktまで操作できる(3・65図参照)。

 

 

 

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