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2・170図 2機1軸形油圧クラッチ

 

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2・171図 オメガドライブ式油圧クラッチの構造

 

その方法はオメガバルブに組込まれたオメガピストンの作動によるもので与えられた油圧におけるクラッチの結合度に変化が生じると、オメガピストンはプロペラ軸の回転速度の変化を遠心力として検出し、クラッチピストンに加わる油圧を制御してプロペラ軸の回転速度を一定に保っている。オメガパワーコントロール付油圧クラッチは航行時、トローリング時、あるいは曳航中において機関を高速運転状態にして固定減速比付クラッチと同じように運転できると共に、必要に応じ、可変減速比油圧クラッチとして用いることもできる。

2・172図は、368kW(500PS)クラスに用いられているオメガクラッチの断面を示す。

 

 

 

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