(4) 操縦弁
(a) 構造と機能
操縦弁は、2・145図(a)に示すように本体と弁、弁バネ、始動ハンドルからなり、始動空気の一部を塞止弁の開閉プランジャ部に送って塞止弁を開くためのもので、この弁は手動で操作する。自動起動装置のエンジンではこれを電磁弁にかえる。
(b) 点検と整備
弁および弁シートの当たりを点検し、修正すると共に、スプリングの損傷の有無を点検する。
(5) 塞止弁
(a) 構造と機能
塞止弁は、2・145図(b)に示すように本体、弁、弁バネ、開閉プランジャからなっており、空気槽の圧縮空気の流れを操縦弁からの作動空気が到達する迄一時停止させる役目をしている。
操縦弁を操作すれば自動弁が開いて空気槽からきた空気を分配弁に送る。
(b) 点検と整備
弁および弁シートの当たりを点検し、修正すると共に、スプリングの損傷の有無を点検する。