2) プランジャの上辺がバレルの吸排油孔を塞いだとき(静的噴射始めという)、油溜室とプランジャ室は遮断され、プランジャの上昇と共に燃料油の圧力が上昇する。(A)
3) 更に、プランジャが上昇し、圧縮された燃料油がデリベリバルブを持ち上げて、燃料噴射弁へ圧送される。
4) プランジャの下部リードが吸排油孔に覗いた瞬間、高圧燃料油はプランジャの縦溝より吸排油孔を通り急速に油溜室へ戻され噴射は終わる。(B)
5) この噴射始めから噴射終わりまで、実際に燃料油を圧送している期間を有効ストロークという。
6) プランジャの縦溝と吸排油孔を一致させることにより、無噴射となる。(C)