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2・41図 ピストン外径の測定

 

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2・42図 リング溝のチェック

 

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2・43図 リングとリング溝のすき間の測定

 

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2・44図 リング溝の深さチェック

 

5) ピストンリング

(1) 構造と機能

圧縮リングは圧力の気密作用と熱の伝達作用の2つの役割をもっている。まずピストンが圧縮行程の上死点付近で燃料が燃焼できる赤熱空気を発生させるように気密を保ち、次におこる爆発燃焼ガス圧力を逃がさないようにすることと、ピストン頂部に受けた燃焼熱の大部分をピストンリングを介してシリンダライナ壁へ伝達し、更に冷却水に吸収させる役目をもっている。

オイルリングの役目はピストンの往復運動の際にシリンダライナ内面に飛散した潤滑油をかき下げて余分な潤滑油が燃焼室へ入ることを防止している。

 

 

 

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