(2) 点検と整備
(イ) 主軸受および主軸受キャップ
主軸受ハウジングおよび主軸受キャップの亀裂、焼損、油やけ、傷などの他、変形などについても点検する。
クランクケース隔壁リブなどへ主軸受ハウジングから亀裂がないか点検する。亀裂又は焼損している場合はクランクケースおよび主軸受キャップを仕組で交換する。また焼付事故などで焼損している場合も同様に交換する。
ハウジング内面に油やけおよび変色などが認められる場合は変形している恐れがあるため主軸受キャップを規定トルクで締付け、ハウジングの内径をシリンダゲージで2・25図に示すように計測する。変形量が使用限度を超える場合は交換する。