さらにシリンダヘッド上部は弁腕支え台、弁バネ、弁腕なとの動弁機構を納めた弁腕室となっている。
シリンダヘッドは各シリンダごとに独立したものと数シリンダ又は全シリンダを一体にしたものがあり、副室式燃焼室形式では予燃焼室や渦流室などの副室部分をシリンダヘッド内部に設けている。また最近の小形高速機関には2・13図に示すように吸、排気弁を3〜4本設けたものが多くなっている。これらのシリンダヘッドは2・14図に示す構造をしており、シリンダ上部にガスケットパッキンや銅パッキンなどを介してシリンダヘッドボルトで取付けられている。