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28. 次の文章は排気色のトラブルについて述べたものである。正しいものに○を付けなさい。

( ) 1. 排気に白色煙がでるのは水蒸気が大気中に放出される現象である。FO中に含有水分が多いか、シリンダヘッドの亀裂でジャケットの冷却水が燃焼室に入っている等が考えられる。

( ) 2. オイルが燃焼室に入って、低い温度で燃焼すると白煙となり、高温度で燃焼すると青白煙を排出する。

( ) 3. 運転中に冷却水温度が70℃以上にならないと過冷却となり、主要運動部の熱膨脹が不足し、摺動スキマが大きいまま運動するので潤滑油が燃えて青白煙化する。

( ) 4. 空気の温度が上昇すると空気が膨脹して、密度が低下する。機関室の温度上昇は30℃までが限界である。

( ) 5. 排気管の背圧が高くなると燃焼が悪化して、排気ガスが黒色化する。

 

29. 次の文は出力不足及び回転低下の不具合が発生した場合の処置について述べているが、正しいものに○、誤っているものに×をつけなさい。

( ) 1. 噴射タイミングを調査して、狂いが無いか点検するがカム山やタペットに磨耗が生ずると、プランジャのリフト量が小さくなる。

( ) 2. 機関室の換気不足が無いか点検するが、換気が悪いと吸気温度が上昇するので、最高でも50°以上にならぬ様にしなければならない。

( ) 3. 圧縮圧力が低下すると出力低下が発生するので、定期的な点検をする必要があるが、2〜3のシリンダを測定して他のシリンダは次回点検でも良い。

( ) 4. ノズルは、定期的に点検し、噴射圧力を調整する事が大切だが、噴霧不良の時は、揮発性の高い洗浄油で充分に洗滌する。

( ) 5. ピストンピン及びロッド小端ブッシュとのスキマが大きくなると衝撃磨耗が促進され、圧縮が小さくなるので、出力が低下する。

 

 

 

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