30. デフレクションに関する文章である。正しいものに○を付けなさい。
( ) 1. クランク軸デフレクションが悪いと主軸受けの摩耗を早めたり、クランク軸の折損に至る恐れもあるので、許容値を超えているときはできる限り早い機会に修正する必要がある。
( ) 2. 機関規則では許容限度を△a≦2S/10,000mmと決めているが、デフレクションの状態が「下開き」の場合は、許容限度を超えても差し支えない。
( ) 3. 舶用主機関の場合、減速逆転機等が装着されるため、はずみ車側最後部シリンダのデフレクションのみが若干小さくなることがある。
( ) 4. ダイヤルゲージの指針が0点より反時計廻りの方向にあるときはクランクアーム間が広がっていることを示し、ダイヤルゲージの指針が0より時計廻りの方向にあるときはクランクアームが狭まっていることを示している。
( ) 5. 計測は一般的にダイヤルゲージをジャーナルの中央位置に取り付け、クランク軸を前進方向に回転させ、ダイヤルゲージの目盛りの読みを記入する。
31. 次の文章は、船体への据付運転時の作業の一部を書いたものです。正しいものに○を付けなさい。
( ) 1. 配管工事で高圧の場合は、ガス溶接で二層盛りとし、一層めはアンダーカット出来る程度に盛り込み、スラグを除去してから二層で仕上げる。
( ) 2. パイプの切断にはパイプカッタや鋸を使用し、アセチレンガスやアーク等を使ってはならない。
( ) 3. 海上運転時において機関出力を算定する方法としては、過給機出口排気温度から算出する方法が一般的である。
( ) 4. 普通、芯だしは浮き芯を原則とするが造船所の工程や設備上陸芯を採用する場合もあり、その時は造船所とよく協議することが大切である。
( ) 5. 一般的には浮き芯による芯だしは、進水してから24時間後に行う。