
29. 船舶機関規則ではクランク軸デフレクションの許容限度を
△a≦2S/10,000mm S:クランク軸のストロークmmと決めているが「尚、座礁等の事故により著しく変形を生じた場合を除き、上死点と下死点における内側間距の差である△aが負となる場合(上開き)は、-2S/10,000を下回っても差し支ない」とある。
いま、下述仕様の機関を搭載した船が入渠してきた。
出力:1,400PS 回転速度:380rpm
シリンダ径:280mm ストローク:480mm
クランク軸デフレクションを計測したところ、下図の如くで計測値は0.098mmであった。