日本財団 図書館


4. 第4章 燃料・潤滑油・冷却水

 

1. 次の文章は燃料油の性状を説明したものである。各説明に対応する項目をA〜Hより選び記号を記入しなさい。

A. 動粘度 B. 残留炭素(残炭) C. 水分 D. 硫黄 E. バナジウム

F. ナトリウム G. アスファルテン H. セタン指数

( ) 1. この値が多くなると、燃焼が困難となるため燃焼室内、排気弁、過給機等の堆積物が増加する。

( ) 2. この値が高い燃料油は難燃性であり、排気温度上昇、スモーク増大、部品の温度上昇につながる。

( ) 3. この値の高い燃料油は噴霧粒子が大きく、貫通度が大となり分散性が悪化する。

( ) 4. 排気弁等の高温腐食の原因となると言われている。

( ) 5. デポジット付着の原因となる。

( ) 6. 燃料油の着火性を表す指標である。

( ) 7. 噴射系部品の発錆などの問題や、加熱を要する燃料油の場合、べーパーロックが起る危険性がある。

( ) 8. 燃料油に高分子炭化水素の化合物として存在するため、遠心清浄機でも殆ど除去できず、水分と化合して腐食を起こしやすい。

 

2. 次の文章は、燃料油の性状に関する障害について述べているが、正しいと思われるものに○を付けなさい。

( ) 1. 工場試運転時、ラックストッパをセットするが、工場使用燃料油と実際に使用する燃料油の密度・発熱量が違うと機関のオーバーロードや負荷が掛からないといった障害が発生することがある。

( ) 2. 軽油の中でも、特に粘度の低いものを使用すると、プランジャとバレル間の潤滑性が向上し、スティックを防止できる。

( ) 3. ハイカロリA重油は、良好な燃焼が得られることから、石油メーカも内燃機関への使用を推奨している。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION