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19. 次の文章は機関整備に於ける基本的事項を述べているが、正しいものに○を付けなさい。

( ) 1. 分解・組み立てを行う機関の、特徴や整備内容を充分把握する必要があるが、作業の進行と共に、取扱説明書や整備解説書に目を通しながら把握して行けば良い。

( ) 2. 整備とは、分解・解放・補修を行うのみでなく、機関の性能を維持して行く為の定期的な保守点検も重要である。

( ) 3. 機関の整備は、難しい判断が必要となる場合が多く、使用条件、時間や計測データの記録も必要であるが、データに基づいた判断よりも、長い経験と勘に基づいたノウハウによる判断の方が重要である。

( ) 4. 分解の過程で異常箇所が発見された場合は、その状況を正確に記録し、処置方針は一級整備士の判断で決定すれば良い。

( ) 5. 部品の点検、検査結果は整備基準に勘案して、交換または修理の判断をするが、一般的な点検方法として1]目視点検(表面状態、破損、腐食)2]寸法計測3]探傷検査がある。

 

20. 次の文章は主要部品の使用限度に対する考え方と記録要領について述べたものである。

各項目のアンダーラインの語句が間違っている。正しい語句を下の回答欄に記入しなさい。

1. 主要部品の使用限度については、これを越えて使うとトラブルにつながってゆくと考えられる状態及び寸法であり、メーカにより、機種ごとに整備基準、交換基準あるいは使用限度基準として規定されている。

2. 整備士は、これらの限度に従い、整備時、修理時には、部品について修理するかまたは新品と交換するかを判断しなければならない。

3. 部品の損傷、摩耗の程度を調査し、次回の定検までの使用条件や使用時間などを考慮して、その部品を交換すべきか否かを判断することになる。

4. 大事を取りすぎては整備費が減少し、軽く考えては事故を招く恐れがあり、難しい判断が必要となる。

5. 整備、修理時には主要部品については主要寸法を計測し、かつ、損耗状態ともに記録し、機関履歴簿として残し、常に経験に基づいて判断する習慣を身につけることが重要である。

回答

1.     2.     3.     4.     5.

 

 

 

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