水槽のパイプの条件も水量に関係し、パイプが細ければ水が流れにくく、またパイプが長かったり、パイプの内側が凸凹してつまっていたりすると、水の流れは抵抗を受けてスムースに流れない。電気の場合もこれと同様に、導線の太さ、長さ、材質によって電気の流れる量が変わる。この電気の流れにくさの程度を電気抵抗または抵抗と云い、単位にオーム(記号はΩ)を使う。
6) オームの法則
補・63図のように電池に豆電球をつなぎ、電池1個に電球を2つつないだ場合がA、同じく電球を1個つないだ場合をB、そして電池2個に電球を1個つないだ場合をCとすると、電球の明るさは当然AよりもB、BよりもCという具合に明るくなる。
導体を流れる電流の大きさは、導体に両端に加えた電圧に比例し、その導体の抵抗に反比例する。
これがオームの法則で、電気の基本法則と云われ、非常に重要な法則である。
電圧(V)=電流(A)×抵抗(Ω) (V=IR)