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3) 材料

(1) 樹脂

樹脂は、ハンドレイアップ法に適したSKS-V1及びSKS-P1樹脂とし、社内規格に定めた樹脂選定試験に合格したものを使用する。

(関検機第88-50号で承認を受けた樹脂を使用する。)

(2) 補強材(ガラス繊維)

補強材はガラス繊維とし、単繊維の太さ9μ以下の無アルカリ(アルカリ含有量0.8%以下)のものとし、表面処理はシラン処理(繊維に油分が含まないようにする。そして樹脂を含有させて透明度を出す)したものでJIS規格に合格するガラスロービングクロス(JIS.R3417)、チョップドストランドマット(JIS.R3411)、ガラステープ(JIS.R3415)、ガラスロービング(JIS.R3412)、サーフェイスマット等を用いる。

(関検機第88-50号で承認を受けたガラス繊維を使用する。)

(3) SKSバインデイングの機械的強度

7・1表 SKSバインディングの機械的強度

215-1.gif

 

(4) SKSバインディングの金属と樹脂の接着力

7・2表 金属と樹脂の接着力

215-2.gif

 

2.5 プロペラ軸とプロペラとのはめあい

プロペラ軸とプロペラとの摺合せ検査は、プロペラ軸のテーパ部にブルーペイントを塗布し、プロペラ軸とプロペラとの共ずり合わせを行う。この時のコーン部の当り面は出来るだけ均等になるよう行う。

キー付きプロペラの場合テーパ部の当り面は75%以上とししかも1インチ面積当り5ヶ所以上当り面があること。

 

 

 

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