・ 引張強さ 10MPa(102kg/cm2)以上
・ 伸 び 250%以上
・ 老化後の引張強さおよび伸びの変化率(老化条件±20%70℃96時間空気中)
・ 加硫済ゴムとの剥離強さ98N(10kg)/25mm以上
・ かたさ 70〜80
・ 吸水率 +15%以下
2] 物理的試験方法
JIS K6301に規定した方法による。
(7) 仕上げ
加硫が完了したならば加熱器具を取外し約40℃以下まで冷却をする。冷却後鉄やすり又はサンドペーパで修理部分を平滑に仕上げる。
(8) 検査
仕上後修理部分をテストハンマで軽くたたき打診により剥離又は浮きを検査する。
3) 補修記録の作成方法
ゴム巻補修記録用紙を客先の協力を得て確実に作成する。
記録を残すことにより推進軸の履歴を確実にし、安全な運転を確保することができる。
2.4 プロペラ軸のFRP巻きの補修
プロペラ軸のFRP巻きの損傷が発生した場合、つぎの要領で補修する必要がある。
ただし、補修前に検査官と協議して、工事を施工する必要がある。
1) SKSバインディングの補修方法
(1) 部分補修
1] 部分的欠陥が発見されt=1/3T以下の場合は、その部分をサンドペーパ又はグラインダ等で削り落とし、SKSバインディング用の材料を用いて、7・7図の要領で補修を行う。