(5) ノズル不良
噴射圧力は、使用時間の経過と共に徐々に低下してくる。その他色々なノズルのトラブルによって、シリンダ内での噴霧状態が悪化し、燃焼に悪影響を与えるので出力が低下する。
従って、ノズルは定期的に点検し、噴射圧力を調整しなければならない。
次図は色々な噴霧状態を示しており、極端な片寄りや噴霧割れなどがなく、噴射後の切れが良くなければならない。
噴霧不良の時は、燃料油の中で分解洗滌しながら、組立て、再度噴霧テストにより確認する。噴霧状態が良化しない場合は、ノズルチップを交換しなければならない。
〔6ホール噴射弁=直接噴射形燃焼室用〕