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a) タンク及び配管チェック

系統検査、外観検査

機器取付位置、サイズ、曲り、溶接仕上、油抜プラグ位置、各ゲージ座、仮設フィルタ、配管フランジエア吹込座等本時点で、配管上、追加修正のないことを確認する。

b) 配管内面検査

管分岐部、プラグ座、フランジ各溶接部、LO主管端カバー等について行う。

c) 内圧検査(耐圧及び漏れ)

水圧の場合は最高使用圧力の1.5倍、空圧の場合は1.25倍

d) 酸洗いエアブロー防錆

前述酸洗い要領による。

e) 再組立(フラッシング用配管・フィルタを含む)

(ホ) フラッシング準備作業

a) 加熱装置取付け

フラッシングは通常50℃位の油で行うので、サンプタンクにヒータを取りつける。加熱は、スチーム加熱が好ましいが、電熱器でもよい。但し、電熱器を使用する場合は、漏電引火の危険防止に注意のこと。特に、サンプタンクの油面は、ポンプ運転時と停止時で変動するので電熱器の配線接続部まで油に浸ることのない様取付位置に、充分注意すること。

ヒータの容量は、最高温度75℃まで可能のものを選定する。

b) 加振装置の取り付け

加振装置の取り付け位置あるいはハンマリングの位置を決定する。特に加振による計器類への悪影響、取り付けボルト類のゆるみへの配慮、機器類の臨時サポート等に注意すること。

ハンマリングの徹底のため各溶接部に番号をつけ、チェックシートにより管理すること。

c) フラッシング除外部の処理

取り外し部分は、ゴミの浸入を防ぐため確実に閉止栓を施行する。此の際その部分に番号をつけ、チェックリストを作成し、フラッシング終了時に開放忘れのない様注意すること。取り外し部は、主軸受枝管としカム軸受枝管、歯車装置枝管、過給機注油管等は閉止とする。又、できるだけクーラには入れない。常設フィルタ使用の場合は、必要に応じ保護フィルタを取りつける。又、主軸受注油管等、取り外した部品に対する閉止栓の施行を忘れずに行うこと。

d) 仮設フィルタの取り付け

主軸受枝管出口、サンプタンク落とし口、ポンプサクション入口等には、仮設フィルタを取り付ける。

 

 

 

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