(2) 浮芯(ウキシン)と陸芯(オカシン)
1] 一般に進水後の芯出しを浮芯、進水前の芯出しを陸芯という。
普通、芯出しは浮芯を原則とするが実際には造船所の工程の都合や吊り設備の関係で陸芯を採用する場合もある。どうしても陸芯で芯出しをしなければならない時は造船所自身の経験に基づいてどの位の上芯とするかと言うことについてその造船所とよく協議することが大切である。
2] 一般的には浮芯による芯出しは進水してから48時間後に行う。
3] 進水後48時間以内に行う浮芯による芯出し、および陸芯による芯出しの場合は進水後に発生する船体変形を考慮にいれて芯出しをする。
4] 夏の暑い日光が直射する場合には船体が変形するので注意しなければならない。(5・2図)