4. 朝倉町におけるエコミュージアムの展開
(1) 生活風土空間の保全・活用を踏まえたエコミュージアムのゾーニング
これまでの検討結果に基づき、朝倉町でエコミュージアムの展開を図るべく、ゾーニングの想定を行なう。ゾーニングの想定においては、第2章において検証した地形条件や農業的土地利用、歴史的遺産の立地等を念頭に置き、それらを踏まえた地域課題に対する解決策を具現化するためのものとした。更に、居住地分布の状況や地域コミュニティの発生源である公民館や小・中学校等の位置をプロットし、ゾーン想定における与条件とした。これら諸条件により、まずそれぞれの地域の特徴を生かした小さなグループに分類し、地形条件など共通性・関係性を持ったゾーン相互を大グループに分類した。