資料:(財)日本交通公社「旅行動向2000」
一方、低価格化の中で、旅行の中身いわば質に対する希望は高まっている。特に、自然風景鑑賞、現地で特産品等の生産体験など、自然志向あるいは学習・体験指向が強くなっているとされる。道の駅の整備や直販所の盛況はこうした傾向を裏付けているものと考えられる。
旅行・レクリエーション等に関する参加形態は、従来は法人から個人に移行しており、家族単位、友達単位での動きが活発になってきている。しかしながら、旅行期間については所得低迷等もあり、短期間すなわち日帰りや1泊旅行が主流となっている。こうした中、旅行・レクリエーションを牽引しているのは、従来からの家族に加え、中高年夫婦あるいは女性グループとなっており、自然鑑賞、登山・ウォーキング、花鑑賞などに人気が出ている。