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2] 歴史的遺産の立地把握

このような歴史的遺産が町内のどのような位置に立地しているのかということを確認したい。まず代表的な遺跡を、その年代毎に地図上にプロットしてみた(図2-6)。

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図表2-6 歴史的遺産の立地

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この図を見ると、時代毎・種類毎の分類が見えてくる。特に顕著なのが、斉明天皇ゆかりの遺跡・古墳で、河岸段丘から山裾へと続くエリア、具体的には平野部と山地部の境界部分に集中している。

古人が山裾の高台や山際から平野を一望できる場所という地形条件に、様々な戦略上の狙いやその土地に対する思いを寄せていたということが推測される。

これ以外の歴史的遺産も、それぞれがそこに立地する然るべき理由があり、それが「地形との関わり」に見られるのではないかと想像できる。

 

 

 

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