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e 高校生の長期アルバイトや窯業を志す学生・研修生のインターンシップの受け入れ

当該地区での交流人口を拡大するためには、一般観光客だけではなく、高校生の長期アルバイトや窯業を志す学生・研修生の事業所での受け入れも検討することが望ましい。

事業所アンケート調査では、経営上の課題で後継者不足と回答している事業所もみられ、こうした課題解消の一環として、他地域の陶芸に興味を有する若者の受け入れも解決策の一つと考えられる。

当該地区の隣接地には、窯業技術を指導するセラテクノ土岐があり、後継者含みで窯業を志す学生や研修生を、他地域からも広く受け入れるのに際しては、こうした施設の利活用のあり方も含めて、検討する必要がある。

 

・事業所での長期アルバイト、研修生の受け入れ体制の整備

・廃業工場のアトリエとしての活用

・セラテクノ土岐の活用

 

(エ) 事業のスケジュール

次年度、事業を早急に推進するための組織づくりを前提に、「事業推進の基本方針」で提案した各種事業のスケジュールを示すと、概ね以下のように考えられる。

愛知万博開催までの期間を短期、それ以降を中長期として、短期は集客のための恒常的な窯元見学受け入れ体制や当該地区のパブリシティを高めるイベント開催、PR活動などのソフト事業を中心とすべきである。中長期では、集客の成果を踏まえつつ必要なハード事業を展開すべきである。ただし、こうした区分はあくまで原則であり、それぞれの状況により弾力的な運用を必要とする。

 

 

 

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