2 生涯学習の現状
○総合振興計画のなかで、「生涯学習の推進」を施策の大きな柱の一つとして位置づけている。また、生涯学習を人づくり・まちづくりへ生かすため「生涯学習まちづくり事業」をモデル事業に掲げている。
○農業体験ができるライスパークを整備するなど、生涯学習活動拠点の整備を進めているほか、学校施設・設備の開放にも取り組んでいる。
○渡良瀬総合グラウンドや町民体育館を利用して、スポーツやレクリエーションが活発に行われている。
○北川辺ライブラリーの利用は徐々に増加している。
○各種講座への参加者が固定化する傾向にある。
○住民と行政の協力のもと、学習関連情報などを掲載した「生涯学習カレンダー」を毎年作成し、全戸に配布している。
(1) 総合振興計画における生涯学習の位置づけと推進体制
ア 総合振興計画における生涯学習の位置づけ
本町の生涯学習は、総合振興計画の「施策の大綱」の一つに掲げている「生涯学習の推進」にもとづき様々な施策を展開している。(図表3-2参照)。
生涯学習を推進するねらいは、町民人ひとりが生きがいのある人生をおくることである。また、本町が目指す“パートナーシップによるまちづくり”を進めるために必要な人づくりの面でも、非常に重要な役割を果たすものと考えられる。
推進の基本的なスタンスは、「いつでも、どこでも、だれでも」生涯にわたって学べることで、個性を重視し、あくまで個人の主体性を尊重することとしている。
同計画では、一人ひとりの町民が個人として尊重され、心豊かに生きがいを持って暮らせる町をめざして、生涯学習を柱とする人づくり・まちづくりを目指した「生涯学習まちづくり事業」をシンボル事業として掲げている。