出典:「生涯学習に関する世論調査」総理府(平成11年12月調査)
学習理念の普及や学習活動の活発化が図られているなかで、学習成果の活用という新たな側面が強調されるようになってきた。
平成11年6月に生涯学習審議会から出された答申「学習の成果を幅広く生かす」のなかで、生涯学習の成果を活用して社会の諸活動に参加することは、個人の喜びであると同時に、社会の発展にとっても必要であるとしている。
学習成果を活用する具体的な内容として、「キャリア開発」や「ボランティア活動」とともに、「地域社会での活動」が示されており(図表資2-5参照)、学習の成果をいかにして地域づくりに活用するかが課題となっている。
行政は、多様な学習機会の提供だけにとどまらず、学習者が学習成果を社会の中で生かすことを支援していく役割を求められている。