イ 学びの継続化
学習を継続する過程では、住民の望む学習内容はだんだんと高度なものになります。また、新たに関心あるいは問題意識を持った関連領域の活動に取り組むようになります。
学習を継続するためには、学習者自身がこれまでやってきた活動を振り返り、今後どんなことがしたいのかを考え、活動を継続するための方法などを計画していくこと(自己学習力)が必要となります。この自己学習力を身に付けることを支援するため、学習者の取り組んでいるそれぞれの段階に応じて的確に助言する相談機能の強化を目指します。
学習した成果を公表、発表し、家族や周囲の人びとに活動内容を知ってもらうことは、家族や周囲の人びととの交流を深め、学習を続ける励みにもなります。そこで、町が主催するイベントや広報誌など、学習成果を公表する場を設定することによって、それぞれの活動を評価、支援するほか、学習に長年取り組んだ人への表彰などを検討します。
また、生涯学習の推進において重要な役割を担う指導者(講師)、住民からの相談に対応する「学びアドバイザー」や、講座やイベントなどの企画を担当する「学びコーディネーター」を養成する講座の開設を検討します。
住民ニーズに即した学習環境を整えていくため、住民がどのような学習を望んでいるかや、どんな講座、施設を利用しているかを把握し、学習環境を充実させるための方向性や方策を検討していきます。
具体的な施策
○ 参加者による活動内容の評価と見直し
(修了者へのアンケートや意見交換、自主企画講座等)
○ 自己学習力の養成と相談機能の強化
○ 成果公表の場の設定等
(町のイベントでの公表、発表会の開催等)
○ 指導者、学びアドバイザー、学びコーディネーターの養成
○ 学習成果、活動の評価方法の検討など
(表彰、地域内商品券の贈呈等)
○ 住民の望む学びの把握