事例4 「土岐美濃焼街道」どんぶり会館(道の駅)
1 概要
(1) 総工費…14億5千万円程度
(2) 財源内訳…県:約4億5千万円
市:約10億円(県補助金:約5千万円、地域総合整備事業債:約4億5千万円、残りを2か年で予算措置)。
(3) 整備内訳…県が、駐車場及びトイレを、市が道の駅本体を建設。なお、道の駅前の県道にかかる歩道橋は、跨線部を県、取り付け部分を市が負担。
(4) 供用開始…平成10年7月オープン
2 維持管理
市が、土岐窯元共販組合(市内の美濃焼の窯元約480社のうち趣旨に賛同した129社で組織)に委託している。
土岐窯元共販組合は、道の駅の管理を請け負うと共に、道の駅で陶磁器を共同で直販し、会員相互間の情報の共有・交換を行うことを目的として、道の駅の開館にあわせて新たに設立された組合である。組合の専従職員は、実際に道の駅の維持管理に当たっている駅長(専務)や陶芸教室の指導員も含めて6人で、ほぼ全員が近隣の出身者である。道の駅の館長は市職員(美濃焼振興室長)が兼務している。
市は、共販組合に委託料として年間300万円、駅長の報酬180万円(月額15万円×12か月)を払っているほか、道の駅の光熱費などで年間4,500万円を支出している。
道の駅には、陶磁器の直販や陶芸教室を行っている土岐窯元共販組合、物産販売(含:第2・第4日曜の朝市)を行っている駄知小売商業組合、レストランを営業しているキャビンの3つがテナントとして入っており、これらから市に合計で650万円程の収入がある。