資料編
資料編第1章 地域の現況
1 地勢及び沿革
(1) 広域的位置及び地勢
本調査の対象地域である百石町、六戸町、下田町は、青森県の東部上北郡の南に位置し、県都青森市から50〜70km圏、JR東北本線の特急で45分(青森〜三沢駅)の距離にある。
3町は、八戸市、十和田市、三沢市に挟まれている。南東部は八戸市の影響圏、西部は十和田市の影響圏、北東部は三沢市の影響圏に属し、3町は各市影響圏の周縁部に位置している。また、十和田市の影響圏及び三沢市の影響圏は、ともに八戸市の影響圏に属しており、地域構造は2階層となっている。
地形的には、東側に緩やかに傾斜した台地からなり、その台地の南側を十和田湖を源とする奥入瀬川が流れている。奥入瀬川北側の台地上には、奥入瀬川を水源とする三本木原水路(稲生川)や小河川が流れている。
広域交通環境をみると、JR東北本線が3町の真ん中に位置する下田町を南北に縦貫し下田駅、向山駅があるものの、特急停車駅の八戸駅と三沢駅がよく利用され、各役場からそれぞれの駅へは自動車で15〜20分の距離にある。また、三沢市に三沢空港があり、各役場から自動車で約15分の距離にある。