第7章 モデル事業の推進へ向けて
1 推進体制の構築
(1) 推進体制の必要性
3町で一つの地域という意識は、百石町、六戸町、下田町の三役が、地域の活性化へ向けて「アクション・サンシャイン・OIRASE会議(略称ASO会議)」という名称の検討会議を設けたことが、背景となっている。
このASO会議の設立に至る経緯の中には、各町同士の個別的な職員交流とともに、広域的に活動している地域の人の働きかけもあり、地域を代表する各町の三役の連携強化、続いて課長級の勉強会へと発展してきている。
3町では、六戸町のメイプルフェスタのように住民による実行委員会方式のイベントも行われているものの、ほとんどの事業においては、地域住民が連携し主体的に活動するまでには至っていないため、3町で取り組まれる活動を総合的にコディネートするとともに、地域住民への啓発や事業への動機付けを行う推進組織の構築が必要である。
そこで、モデル事業の推進組織として『(仮称)ASOふれあい交流事業(奥入瀬地域の創造を目指して)機構』の設置が必要である。