2 モデル事業の選定
「住み続けたい、住んでいて良かったと言える地域づくり」を目指して、第4章でみた5つの将来の取組の方向のなかから、1でまとめた留意点を踏まえ、以下の3本を柱とするモデル事業『〜「奥入瀬」地域の創造を目指して〜ASOふれあい交流事業』を展開する。このモデル事業は、以下の3本の柱で検討を行う。
I 広域的な地域交流の促進による「地域の認知」〜「ひと」の交流〜
II 広域的な交流を媒介にした「地域特産物の認知」〜「もの」の交流〜
III 地域内の交流による「一体感の醸成」
I 広域的な地域交流の促進による「地域の認知」〜「ひと」の交流〜
(1) 農林水産業生産や農村風景を活かした都市住民との交流
・農林水産業体験型の農家民宿
・魅力ある農村景観づくり
(2) 歴史や風土及びイベントなどを活かした都市住民との交流
・南部駒の里めぐりルートの設定と牧場の整備
・奥入瀬白鳥の里ルートの設定
(3) 地域施設を活かした都市住民との交流
・大学・企業などの夏期合宿
・スポーツ団体の集中合宿
・文化団体や生涯学習団体の合宿及び交流
・高齢者や障害者の休養地・保養地としての整備
・宿泊施設の整備充実
・既存施設の魅力化
II 広域的な交流を媒介にした「地域特産物の認知」〜「もの」の交流〜
(1) 地域産物の販売体制の確立
・農産物や水産物の生産を活かした多様な交流による地域産物の認知
・観光農園や観光漁業による地域産物の認知
・販売・交流拠点としての道の駅の設置
・無人販売所、産直店舗の設置
・集客施設への地域産物販売コーナーの設置