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(質問)金顧問;中国本土へ行くことについて北京クラブとの関係は?

(回答)ウエイ委員;北京と香港は言葉が違う。香港と広東は広東語で一緒、将来は北京語の台湾と手を結んでいくことも考えたい。他の国に教えに行くということは心理的な違いが大きい。

 

*パキスタン

(ジャリシ委員);パキスタン喉頭癌クラブは1986年創立、会員196名、カラチの他に2ケ所(イスラマハバード、ラホール)で発声教室が開かれている。

世界的に喉摘者減少している。パキスタンでも同様だ。気管とのバイパス手術が増えている。AFLA、JICAの実績は日本での研修12名、カラチ派遣指導10回である。クラブの活動はきわめて活発で昨年はクラブとして重原賞を受賞した。今年は個人として重原賞をいただいた。

 

*ネパール

(プラサド委員);ネパール喉摘者協会は喉摘者クラブの名前で1990年創立、1995年に協会に名称変更。会員は減少傾向にあり、現在60人のメンバーのうち喉摘者47人であとの13人は準会員の医者やSTである。協会の活動としては、新入会員の訓練がある。年に4回、1回4〜5人。1999年は4回で16人訓練。また新入会員やお手伝いの方への交通費の補助もしている。また喉摘者による病院訪問もこの1年で延べ34人行った。

家庭訪問即ちメンバーの喉摘者が患者宅を訪問し発声アドバイス等の助言をする。カトマンズおよび周辺まで。

日本からの派遣指導は1月に久永、坂上の両氏が指導にきてくれてスピーチコンテストを含め効果大であった。

99年2月デンマーク喉摘者協会から会長、STが来て指導してくれた。また9月には協会の1名がデンマークに3週間研修に行った。

執行部選挙があり、会長は2期連続でシュレスタ氏、会計プラダン氏と決まった。

日本で教育された人は非常に良い。自信を持っている。指導員を指導するということに重点を置いて教えてほしい。

ネパールから日本への研修生招致がしばらくないが、是非呼んでほしい。

 

*インドネシア

(Dr.ハリョノ);現在登録会員数121名、活動しているのは25名。発声教室は週1回、初心者中心。また2ケ月に1回全体会を開催15〜25人参加している。しかし、交通費がないので来られないと言う人多い。

訓練者の何人かは話せるようになったが殆どの人が上手く話せない。現状は優れた指導を受けること自体難しい。モチベーション低く、もっと日本から指導に来てほしい。

スラバヤ、ジャカルタだけでなく他の都市でもやってほしい。

 

8. 2000年ニューデリー会議への参加要請

(第7号議案)

*アブロール委員より主旨説明;

これはIALのニューデリ大会だが、現状はIALというよりUAL(アメリカ喉摘者協会)だ。実際アメリカでしか開かれてきていない。たまたま、「アメリカだけでIALというのはおかしい。一度インドで開いてみたら」と言ってみたら意外にも通ってしまった。

 

 

 

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