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(5) 博多部振興に向けた施策の骨格

ア. 居住人口の確保

(ア) 住宅の整備

子育て世帯の居住誘導の受け皿として、平成24年度までにファミリー向け住宅約1,300戸の集合住宅の確保を図る。

(平成7〜9年度に供給された民間分譲・借上住宅約400戸を減じた)

1] 民間住宅市場の誘導〜民間住宅供給等への助成〜

(埋蔵文化財調査費など建設費等の助成の検討。都市型住宅の供給誘導を図るための総合設計制度見直し。)

2] 公有地の活用〜小学校跡地活用等〜

3] 共同化の促進〜共同化促進助成事業、優良建築物等整備事業〜

博多部に多く見られる間口が狭く奥行きの長い短冊形の宅地では、単独では建て替えが難しいものもある。敷地の共同利用によって、一定の居住水準を持つ住宅の更新や高度利用が可能となり、公開空地も生み出される。このため、民間住宅市場等によるコーポラティブ方式、定期借地権活用も視野に実践を図る。また、現制度の敷地要件等の緩和や分譲住宅までの対象枠拡大などの制度改善を行う。

4] 高齢世帯の居住対策

バリアフリー型の高齢者向け住宅整備や、高齢者の自立生活や介護をサポートする高齢者福祉施設などの整備を学校跡地活用の中で検討。

(イ) 居住誘導

1] 子育て世帯の居住誘導

必要に応じて、子育て世帯を居住誘導するソフト施策も検討する。

2] 博多部愛着指向者の居住誘導

相当数が見込まれる地域外の博多部愛着指向者を的確に把握・バンク化し、博多部の住宅情報や地域情報を提供することによって居住誘導を検討する。

(ウ) 居住環境の改善・整備

1] 公園等の緑のオープンスペースの確保

小学校跡地の活用(大浜地区と御供所地区)や、緑のオープンスペースと住宅の一体的整備(奈良屋地区)

 

 

 

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