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市民の意識調査でも、福岡市の個性として大切にしたい文化として、8割の市民が、山笠やどんたくなどの祭りや伝統行事をあげており、群を抜いて第1位となっている。

本市は、福岡部と博多部の2つの個性を核として発展してきた。

今後も、福岡部は新しい都市文化形成の核として、一方、博多部は歴史的伝統文化形成の核として、本市独自の都心文化を形づくっていく役割を担うものであり、この2つの個性の共生は性格の異なった2つのものが互いの魅力を照らし合いながら相乗的な効果を発揮していくことになり、福岡市の都心形成の基本軸である。

従って、博多部のコミュニティ機能の低下など地域活力が低下しつつあることは、本市の大きな課題であり、その対策が求められているものである。

 

(3) 博多部振興プラン策定の目的

このプランは、地域コミュニティの再生・再構築を図るための「居住機能の整備」といった視点から策定するものであり、子育て世帯を中心とする居住誘導により、地域再生の基礎である居住人口を確保し、コミューティの再生・再構築を図ろうとするものである。

 

(4) 博多部振興の目標

ア. まちづくりの目標

地域と行政が協働した居住を柱とするコミュニティの再生(再構築)

イ. 目標年次

平成10年から平成24年までの15カ年(1998〜2012年)

ウ. 目標人口

1] 人口水準の現状維持

平成7年時点の人口約1万5千人の水準を維持する。

そのため、減少が予測される最大4千人、1千7百世帯分を確保する。

 

■人口規模の将来予測

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