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この結果を総括すると、次のとおりである。

●プラス面の票数の合計(Aエリア446票、Bエリア397票)、マイナス面の票数の合計(Aエリア442票、Bエリア225票)ともに、Aエリアが上回っている。

●プラス面ではAエリアの票が多い項目とBエリアの票が多い項目の両方があるが、マイナス面ではすべての項目でAエリアの票が多い。

●総括的にみると、Bエリアは都心の中では比較的居住空間として相応しい環境を有しているのではないかといえる一方、Aエリアは商業・業務機能中心のエリアとしてままに受け止められているといえる。

 

3] 都心居住希望及び条件

(都心に住みたいと思うか。また、住むとしたらその条件は何か。)

 

Q8 全員に都心居住の希望(現在都心部に居住している人は今後も、現在都心以外に居住している人は将来)を訊いたところ、現在都心に住んでいる者の9割が今後も都心に、現在都心外に住んでいる者の4分の3が今後も都心外に住みたいと思っている。(表6)

 

表6 都心居住の希望

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Q9 都心に住みたくないと思っている対象者に、どのような条件が整えば都心に住んでも良いと思うかを訊いたところ、以下の条件が指摘された。

●地価が安くなり、低価格で住宅が入手できる

●車の流入規制や排ガス・騒音の低減

●安全対策の強化(通学路の整備やパトロールの実施など)

●自然環境やゆとりある住環境整備

 

 

 

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