2] 協調建て替え
袋路及びそれに面する複数の敷地をひとつとみなし、建築規制を適用する手法で、連担建築物設計制度が建築基準法上の根拠となる。
袋路に面する敷地全体を総合的に計画するのは共同建て替えと同じであるが、協調的ルールの設定等により、時期を合わせることなく、それぞれの建物を個別に建て替えることができる。
○目的
・ゆとりある建築規模の確保と安全性の向上を実現する。
・協調的計画により、居住環境の改善、まちづくりの推進を図る。
○従来規制による個別建て替えに比べたメリット
・袋路全体で規制を満足すればよいため、計画の自由度が向上する。
・一定の防火性能を満たせば3階建ても可能となる。
・通路(路地)を共有スペースとして質の高い整備が可能となる。
・住民間で協調的ルールを設定することにより、将来にわたり、住まい方のイメージが共有できる。