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2] 様々な京町家

幕末の動乱により京都の市街地の大半は焼失したと言われており、現存する京町家はその大部分が明治以降に再建されたものである。建築時期は、明治(25%)、大正(21%)、昭和戦前(29%)であり、時代の変化に対応しながら徐々に新しい様式に建替えられている。敷地の規模も、15坪未満(20%)、15〜25坪(32%)、25〜45坪(23%)、45坪以上(18%)と様々であることがわかった。

 

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3] 職住共存の京町家

京町家居住者等の41%が自営業者であり、また、京町家の35%が事業との併用であることから、京町家が職住共存をよく維持していることがあらためてわかった。

 

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4] 住み続ける努力

今後も住み続けたいとする人は、78%に及び、住み続けるために約85%の人が、修繕経歴を持つ。

 

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