日本財団 図書館


3. 乗船調査による動作及び姿勢の解析

 

3-1 乗船調査の概要

内航船の機関室内における航海当直中の点検と特定機器の点検・整備について、時間研究法を参考として作業時の動作と姿勢を細分し、その各要素毎に秒単位での積算による合計所要時間を算出して、解析する。

なお、当調査は、(財)海上労働科学研究所を通じて、委員の久宗周二氏に依頼した。

《注》Mゼロ装備船が無人当直を行う前の機関室内点検作業及びケミカル・タンカーのタンク・クリーニング作業について調査を行ったが、別の機会に検討したい。

◎ 作業動作の項目

1:平面移動 2:階段昇降 3:はしご(ステップ)昇降 4:くぐる 5:運ぶ 6:機械の調整 7:確認 8:清掃 9:合図 10:分解 11:組み立て 12:ハンドルを回す 13:手待ち 14:その他

◎ 作業姿勢の項目

1:座位 2:立位+前屈30度 3:しゃがみ 4:前屈60度 5:前屈90度

《参考》

長町三生氏(現呉工業高等専門学校校長)などの研究による作業姿勢の評価方法である「つらさ指数」(実際の工場の中で見いだされる多くの作業姿勢の中から、10タイプの基本姿勢を抽出し、それについて力学モデル、筋電図、心拍数、エネルギー代謝率、心理的つらさの5種の相関研究から求められたもの。)では、「前屈90度」、「前屈60度」、そして「しゃがみ」の順に無理な姿勢とされる。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION