6　いつまでも若くはない体力と機能の低下

　

　

年をとると、体力と機能の低下で、体力、視力、速さ、記憶が要求される作業は苦手となります。

　

また、船員で目立つのは、上肢の筋持久力はよいが、下肢を使う動作の衰えで、特に閉眼片足立ち(眼を閉じて、同じ所に片足で立つ)などの平衡感覚が弱<なっています。

　

災害の統計でも、50歳以上になると40歳未満にくらべて災害の発生率が2倍と明らかに高くなっています。3人に1人は50歳以上で、平均年齢が46歳ともいわれる船員の作業マニュアルは、高齢化を十分、老慮したものとする必要があります。

　

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