5　荷役作業中の災害事例

　

5-1　ハッチ・カバーの解放中、倉内に墜落

　

揚荷のため、ポンツーン・タイプのハッチ・カバーをデリックで吊り上げて解放中、侵入した波高約1メートルのうねりを受け、船体が片舷約10度の横揺れを生じた。

そのため、吊り上げたハッチ・カバーが振れ回り、作業中の3人が手で制止しようとしたが抗しきれず、その内の一人がハッチ・カバーに押されて後退するうちに、足を踏み外して倉内に墜落、頭部を強打し死亡した。

　

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