日本財団 図書館


4 出入港作業中の災害事例

 

4-1 係船索にはねられる

 

着岸作業中、最後のスプリング・ラインが岸壁のビットに掛けられたのを確認し、ラインをまたいで移動しようとした瞬間、ウインチを操作していた他の乗組員が安全を確認しないままラインを急に巻いたため、そのラインにはねられて体が宙にうき、着地した際に左ひじと左手をデッキに強打し、打撲症を負った。

 

016-1.gif

 

一口メモ

出入港作業中の災害の約30%は、係船索が単独または係船機や係船装置等と一緒になって、災害の起因物になっています。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION