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養育里親とは、子どもが家庭復帰できるまで、又は18歳になるまで、家庭で養育する里親のことであり、養子縁組里親とは、将来、家庭復帰する見込みのない子どもを養子として迎えることを希望し、その養子縁組が成立するまでの里親のことである。

大きく分けると以上の二種類に分かれるが、「里親事業推進のための提言」(1999)では、社会的養護、子育て支援の二つの機能の充実強化と拡大を図るため、以下のような様々な里親の種類と役割について説明している。

a. 社会的養護の機能として

・長期里親:社会的養護の一環として、数ヶ月以上数年間乃至長期の年数にわたって里子を受託し、ケアする里親

・短期里親:社会的養護の一環ではあるが、おおむね一ヶ月以内の比較的短期間里子を受託し、ケアする里親

・専門里親:特定の児童に対するケアの専門性を有し、且つ委託の要件が付され、手当ての加算等が配慮されるべき里親

・乳幼児里親:専門里親の一種で、委託の要件として乳幼児のケアに関する専門性を有していると認められる里親

 

 

 

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