2] 国際会議参加へ向けて
私は、諸外国の価値観や考え方に興味を抱いていました。ですが、私は学ぶきっかけをつかめずにいました。もちろん図書の本で調べることはありましたが、私の望んでいること全てが図書の本で満たされることはありませんでした。なぜなら、日本では里親について研究し誰かに教えて日本全国に広げようとする人は少なく、今だに積極的に学ぶ手段が乏しいのも事実のように思えます。そんな時、諸外国の人々も集まるアメリカの会議に出席する機会に恵まれ、このチャンスこそが私を一回りも二回りも大きくしてくれると考えてこの研修に参加しました。
そのチャンスは選考面接から始まりました。その面接は日頃、自分が里子としてどのぐらい自分のことを知っているのかなどを含めた内容で、ますます里親・里子について学ぶためアメリカへ行くことを実感しました。また、どんな子が来たのだろうかという期待が膨らみました。アメリカでの会議で発表する「私の希望」という題材を決めその原稿作りが宿題になり、面接は終わりました。