作曲 三善晃 Akira Miyoshi
1933年、東京生まれ。東京大学文学部二類に入学、フランス文学を専攻。
1953年、『トリオ・ソナタ』で第22回音楽コンクール作曲部門第1位入賞。翌1954年(21歳)、『協奏的交響曲』で第3回尾高賞を受賞。1955年から1957年まで、フランス給費留学生としてパリ国立高等音楽院に留学。帰国後、東京大学に復学して1960年卒業。
1958年の『ピアノ・ソナタ』の毎日音楽賞受賞から今日までに、イタリア賞、尾高賞、芸術祭賞(大賞を含む)、NHK作曲賞、IMC賞などを多数回受賞。尾高賞は1998年度の第47回受賞(『焉歌・波摘み』)で6回目の受賞となる。その他、活動に対し、フランス政府学術文化勲章パルム・アカデミック賞(1984年)、芸術選奨文部大臣賞(1985年)、日本芸術院賞(1990年)、モービル音楽賞(1990年)、東京都文化賞(1991年)、NHK有馬賞(1994年)、フランス政府文芸オフィシエ賞(1996年)などを受賞している。
1963年より現在まで東京芸術大学講師。1966年より桐朋学園大学教授、1974年より1995年までの21年間は同大学学長を務めた。1988年から5年間、日本現代音楽協会委員長。1997年から東京文化会館館長に就任し現在に至る。
1999年12月、芸術院会員となる。2000年6月、オペラ『遠い帆』でサントリー音楽賞受賞。