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救命胴衣を着用しよう!!

 

本格的なマリンレジャーの到来に際し会員の皆さんも海上に出る機会が多くなるとおもいます。

この時、ふと、うっかりして忘れた救命胴衣のことが気になりませんか。天候の模様をみて今日は大丈夫だからといって、海に出ている人が多いようです。

救命胴衣は、自分の命を守るものであって他人を守るためのものではありません。近頃の救命胴衣はカラフルでファッション性に富んだものも多くあります。中高年の皆様は、若返りと思い海上でカラフルなものを着用してファッションと安全を身につけレジャーを楽しもうではありませんか。気も心もきっと若くなりますよ。

ついでに、救命胴衣を購入した時は、住所、電話番号、氏名を必ず記入しておきましょう。

 

皆さん体のチェックは大丈夫ですか。

出港前の安全点検は船ばかりではありません。長い間働き体に自信のある人が多いとは思いますが、長い間の疲れから体に故障のある人もいると思います。

海に遊びにいくのに体調が悪ければ楽しみも半減します。何の楽しみか分からなくなります。

簡単にできる血圧測定をするなど、また医師の診断を受けるなどしてマリンレジャーを楽しむのはいかがでしょう。きっと楽しさも倍増するのではないかと思います。

 

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「プレジャーボート等の小型船舶における救命胴衣および救命浮環の使用について」

 

プレジャーボート等の小型船舶は、不意の動揺等による転落等、乗船者にとっても予期しない事態に遭遇する可能性が高く、溺死・行方不明に至る事故が跡を絶ちません。

小型船舶の救命胴衣や救命浮環は、このような不測の事態に対処するために備え付けられているものでありますので、以下の事項に十分留意し、安全なマリンレジャーを心掛けて下さい。

1 常日頃より、取り扱い説明書等により、救命胴衣や救命浮環の正しい使用方法を熟知しておいて下さい。

2 救命胴衣や救命浮環は、航海中のいかなる時にも使用できるように良好な状態に保ち、容易かつ迅速に取り扱うことができるように、船内の適当な場所に積み付けておいて下さい。

3 救命胴衣については、海中転落等の不測の事態に備えて、着用するよう心掛けて下さい、、特に、小児は不意の転落の可能性が高いため、オープンデッキでは救命胴衣を常時着用するようにして下さい。

4 救命浮環は、海中に転落した人を救助するための設備であり、手繰り寄せるための浮揚性の救命索が取り付けられています。緊急時に備えて、普段から使用方法について練習しておいて下さい。

 

(参考) 救命胴衣着用の有無による生存率の違い

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出典:平成11年の磯釣り、プレジャーボートの事故調査(海上保安庁救難課)

 

 

 

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