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LAAS Flight Trials (FAA ホームページGPS programsより)

 

FAA, ATA and Industry Development local Area Augmentation System(n LAAS) Technology

 

FAA, ATA(Air Transport Association), UPS(United Parcel service)は合同でAPL(Airport Pseudolite)付きLAASの飛行試験を1999年8月14日より15日にかけてアトランティックシティ国際空港で実施した。

 

UPSはボーイング767を提供し、FAA Tech Center(FAATC)のランウェイ13/31に対し、LAAS原形の試験システム(LTP:LAAS Test Prototype)の放送信号で40回の精密進入を行った。

 

GPS信号は機体に備え付けのGPS受信機で受信し、LTP信号はFAA借用の機上機器で処理され現状のシステムに出力された。

システムが満足すべき結果を決定する為にFAATCは数個所の新郷元から詳細なデータを収集した。

 

飛行試験はLTPに組み込まれたAPLの利点を証明した。更に、飛行試験では大きな幅員を持つ航空機に対してのAPL放送の利点を証明した。測距精度を決定する為に幅員の大きな航空機でのAPL放送とLTP補正受信によるデータ収集と解析が実施された。

APLは全天候運用におけるシステムの有効性向上の為に設計されている。

 

FAAはLAAS開発の為に革新的取り組みを行っており、1999年4月初旬にはGovernment Industry PertnershipをRaytheon社とHonewell社と個別にサインした。

これらのパートナーシップはCAT-I LAAS装置の試験と評価の為に発足した。

LAASはWAASの補完として構築され、すべてのユーザは米国内空域(NAS)すべてで衛星航法によるCAT-I精密進入を可能にするであろう。

FAAは引き続きこれらのチームと一所にCAT-IIIの開発を行うであろう。

 

FAAにおけるLAASの基本的アーキテクチャーは、精密進入における有効性確保の為にAPLを含んでいる。

現在FAATCではFAA所有のLTPにAPLを統合してLAASのアーキテクチヤー及び完全性の概念を評価できるテストベッドのセットとして構築中である。

 

地上擬似衛星としてのAPLには2項目の制約課題がある。

1、APL送信信号はGPS衛星からのSPSの干渉を与えてはならない。

2、APL送信信号は地面の反射やマルチパスに対する耐性を有する事。

 

FAAはARINCのSITE研究所でAPL送信信号のGPS SPSの非干渉性の検証が実施された。これには民生及び軍用受信機受信機に対してFAAがLTPに統合する予定のAPLを使って実施された。その結果、APL送信信号はどの受信機に対しても劣化を及ぼすものでは無かった。

 

FAAの野外及び飛行試験により、APLの送信信号は航空機用のトップマウント方式の標準GPSアンテナで受信できるであろう

 

 

 

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