(13) 高知
1] 「不登校生の進路と社会参加」シンポジウム
期日:2000年7月23日(日)
会場:日米学院(高知市)
パネラー:(財)高知県文教協会 理事長 広瀬典民氏
ジョンマンコーポレーション 代表取締役 福島高明氏
食育研究家 安岡冨士子氏
不登校経験者の母親 溝渕栄子氏
司会:日米学院学院長 永国淳哉氏
コーディネーター:近藤正隆
一般参加者:8名
討議内容:
福島氏:設計事務所を経営しており、事務所内にオープンデスクを設けてインターンの大学生は受け入れているが、不登校でも可能かどうかわからない。自分はJCシニアなので、JC仲間で受入可能な起業の代表者に呼びかけて、集まってもらうことを考えたい。自分としては不登校生を差別せずに対応したい。自分の体験から言うと、父親も子どもの教育に関心を持つ必要がある。
安岡氏:不登校のサイン(シグナル)を家族(特に母親)がどうキャッチできるかが肝心。予防策としてバランスのとれた食事が必要である。自動販売機の弊害が大きく、特に糖分過多になり易い。食育というとらえ方が必要である。高知でのネットワークづくりには協力できると思う。
広瀬氏:社会参加のネットワークづくりには、親のネットワーク、企業のネットワーク、先輩のネットワーク、教育機関のネットワークという4種類のネットワークがないと、地域のネットワークはできないと思う。
溝渕氏:自分の息子はひきこもりだったがパソコンに興味を持ち、少しづつ腕を上げ今やCGを使ってコマーシャルを作れるまでになった。最近では有限会社を作ろうとしている。自分の体験では、子供が興味を持ったことに親も興味を持って一緒に勉強し、それを理解し、褒めて伸ばしてやると、子供は自信を持つ。自信ができれば、それが精神的自立につながり、やがて経済的自立に発展する。
不登校生は無視されるのも嫌だし関心をもたれ過ぎるのも嫌、程々にチラチラ見ていてくれるのが良いと思う。ネットワークは顔が見える形が良いので、まずどこかモデル地区を作り、それを拡大させて行く方が分かりやすいと思う。
考察:
横溝さんのお話しのように、ひきこもりであっても、自分の興味のあることに集中し、追求すれば上達する。またそれを周囲が暖かく見守って伸ばしてやると、自然に社会に参加していけるようになるという好例である。