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千里浜

能登半島の西側、石川県羽咋市から押水町までの海岸線約8kmにわたって続く遠浅の砂浜海岸。一般の乗用車で波打ち際を走ることができる「千里浜なぎさドライブウェイ」があることで全国的に知らている。この砂浜は、砂の粒径が他の海岸の砂の粒径よりも小さいため、海水がしみ込むことで大型バスが通行できるほどに固く引き締まっている。千里浜海岸の砂は、主に近くを流れる手取川などの河川が供給源となり沿岸流によって運ばれてきたもの。

 

熊野灘

紀伊半島南東岸の和歌山県、三重県の沖に広がる海域。灘(なだ)とは海の難所のことを意味している。熊野灘の沿岸は急峻な紀伊山系の山が連なり、海岸線にまで迫るこれらの山々が、複雑に入り組んだリアス式海岸を形成しているため砂浜海岸はわずかで、海底の勾配は急激に深くなっているのが特徴。(写真 海岸研究室(有))

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遠州灘

静岡県の御前崎から愛知県渥美半島の伊良湖岬に至る全長約120kmほどの日本で一番長い砂浜海岸。年間を通じて風が強いため波が荒く、また急激に深くなるので遊泳には適さない。

 

サンクチュアリ

聖域。禁猟区。鳥獣保護区。

 

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花崗岩

 

千葉県でいいますと、東京湾側につくった工場誘致用の埋め立て地がありますが、産業の空洞化で工場をそのまま放置しておくよりも、むしろ工場を壊して、もとの湿地だとか、海に戻そうじゃないかというようなアイデアが出されています。

 

今日は房総半島の外側について見てきましたが、今後、房総半島の内側についても、人間がここ数十年で急激につくった施設だとか土地を、また違う形で見直してみようというような動きが出てくるのかなと思います。

 

ここで、標本をご覧いただきたいと思います。さっき、ヘッドランドのところで欠けている石くずを拾ってきたんですけれども、花崗岩です。この花崗岩は、今、海岸の土木工事で構造物を作る時に使いますけれども、この花崗岩の色とか素材と、先ほど太東崎で見ていただいた房総半島の固有の堆積岩の地質と比較をしていただければと思います。

先ほど鉄製の魚礁をごらんになったかと思いますけれども、やっぱりその土地にもともとある石や、或いはもともと無くても、それに近いようなものをその地域で使っていくほうが、おそらく生態系としてもいいだろうということが言えると思います。

総合土砂管理ということで、今、川の上流から下流、そして、海岸、大陸棚という包括的な捉え方がありますけれども、基本的には、地球の営力で、山の上から削られて、海に至るまでのものを1つのシステムとしてとらえたときに、その流域の違うものを持ってくるよりも、その流域の中で起きたいろいろな自然の移り方なり、戻し方を工夫するほうが良いんだろうと思います。

 

 

 

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