道路の右側に見えているのがわずかに残る天然の砂丘地です。九十九里浜は全体が県立九十九里自然公園に指定されていて、その中でも特にこの場所は特別地域ということで、海岸の自然が大事に守られるべきところとして取り上げられています。ここには砂浜の表面に巣をつくって住んでいるコアジサシの営巣地があって、それを保全しようという動きもあります。また、大分数は減ってしまったんですけれども、この場所にはアカウミガメが産卵に来ます。ところが、特に4WD車などに大分砂浜が荒らされまして、自然保護関係の方たちが何とかそういった車の乗り入れをやめて欲しいということをずっと訴えてきました。それで今年の4月1日からは県立自然公園の条例による罰則として、6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられるようになっています。