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ヘッドランド左右汀線比較(2000年10月)

 

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ヘッドランド左右汀線比較(2001年2月)

10月の時点では、台風のうねりの影響による南東からの波の作用でヘッドランドの右側に多く砂が堆積している。一方、冬場は北西からの波の作用で、ヘッドランドの左側に砂が堆積する。このように海岸の砂は一定ではなく、左右に移動しているのがわかる。ヘッドランドはこのように移動する砂を、2本のヘッドランド間に閉じ込め、砂の流失を防ぐ。

 

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季節によって移動する砂

九十九里浜に打ち寄せる波は、夏季は台風のうねりの影響で南東方向から、冬季は季節風の影響で北東方向から作用する。10月の一宮海岸(写真左)では、夏の間にヘッドランド右側に堆積した砂が北東から波によって侵食され始め、浜崖(砂の崖)が形成されている様子が見える。これは季節によって変わる波の入射方向によって砂が左右方向に移動していることを示しており、2月(写真右)の時点では浜崖は完全に消滅するとともに、階段状護岸に堆積した砂も減っており、このヘッドランド付近に堆積していた大量の砂が南側に隣接するヘッドランドの方へ移動したことを現わしている。

 

 

 

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