工事看板
海岸線にずっと消波ブロックを並べて、本当に何の意味があるのかということについては、実のところ私もよくわからないです。確かに波を消すのには効果ありますが、それよりも砂浜があったほうがもっと効果的だと私は思っています。
いつも冗談で言うのは、消波ブロックは、自衛隊から表彰状もらうのには効果的だと。ロシアが攻めてくるんじゃないかというときに、新潟県の海岸は完璧に消波ブロックで文字どおりブロックされていますので、いかに凄い上陸用舟艇が来たとしても、絶対に上陸できない。(笑)
この種の看板の見方を理解していただきたいと思います。これを見ると、どういう工事でどういう状態かというのがすべてわかります。この場合、事業者というのが長生土木事務所。これは県の土木部の管轄している土木事務所で、各都道府県はみなそういう土木事務所を持っていて、そこが工事している。
工事の件名というのは、海岸侵食対策工事。ナンバー9、ヘッドランドその2。つまり、9号堤の工事ということで、その2というのは、延長しているという意味です。
それで、建設省所管の九十九里一宮海岸。区域が一宮町東浪見でしょう。建設省所管ということは、建設省の海岸事業の補助事業で、工事費用の半分は国のお金。ですから、皆さんの税金も入っているということです。そして残りの半分は、県民税でもってこの工事をやります。