王玉(中国)
尊敬する中村会長
私は中国で、喉頭摘出者に発声を教えて3年以上になります。今回日本で中村会長と各先生方から発声の利点と指導方法を学ぶことで、自分の発声と指導方法をレベルアップすることができました。帰国後は組織を作り、学んだ技術をより多くの病友に教え、彼らが一日も早く、より上手に発声をマスターして、社会に出て健常者と同じ生活ができるようにしていきたいと思います。
私は日本の中村会長をはじめとする各先生方が、多くの国の喉頭摘出者にたいへんな貢献をなさったことを、もっと多くの人に知ってもらいたいのです。
以上が私の来日の目的と帰国後の予定です。中村先生、諸先生方、ありがとうございました。どうぞ中国の内蒙古にもおいで下さい。心より歓迎いたします。機会がありましたらどうか発声のご指導をお願いします。私はいつまでもあなたがたを忘れません。
王玉 98. 6. 15
周福民(中国)
敬愛する中村先生
私は今回貴国で行われた喉頭摘出者の発声指導研修に参加できたこの機会を大切にし、自分のためだけでなく、さらには今後自分が中国の浙江省で、多くの不幸な喉頭摘出者が一日も早く声を出せるようになり、家庭や社会に復帰できるよう、社会的な責任を果たしていきたいと思っています。
学習を通じ、現在発声する際の息の吸い込み方の不適当なところや、声が小さい、息が長く続かないなどの、自分自身の問題を克服したいと思っています。貴会を見学し、指導員の先生方に喉頭摘出者の発声指導における貴重な経験とその精神を学ぶつもりです。
発声補助装置の開発が成功し、一日も早く利用できるよう、祈っています。
敬具
中国研修生 周福民 1998. 6. 16